「夫婦」名言集・格言集
夫は約束手形の一種であり、妻は彼を満足させることに疲れる。
ワイルド 「何でもない女」
夫を選ぶことの次に大事なものは、結婚後の礼儀でしよう。お客が来た時だけよそ行きの言葉を使って、夫にはずけずけ言うのでは因ります。口やかましい女をたいていの男はがまんできません。
ウォルター・ダムロッシュ夫人
夫婦が喧嘩するのは互いに言うことが何もないからである。それは両者にとって時間をつぶす一つの方法なのである。
モンテルラン 「若い娘達」
夫婦というものは、それを構成する二人の人間のうち、低いほうの水準で生活するものである。
モロア 「愛情と慣習」
夫婦の間には肉体を通じて語られる言葉が大きく育っており、それは驚くほど雄弁なのだ。しっかりと抱き合うことによってかき立てられる考えは、言葉で表わせば消えてしまうだけてある…たとえシェーイクスピアの筆による名文であっても。
ロバート・ルイス・スティーブンソン
夫婦の仲というものは、あまりに始終いっしょにいると、かえって冷却するものである。
モンテーニュ 「随想録」
夫婦間において、「私のもの、お前のもの」という奇妙な、区別を絶対に用いるべきではない。これがあらゆる法律問題や訴訟や世界大戦の原因になっているからだ。
ジェレミー・テーラー
良妻は善良な夫をつくる。
ヘイウッド 「警句三百」
結婚生活の破綻は、ちょっとした心遣いを忘れるところから始まる。結婚の幸福は非常にデリケートにできているから、手荒い扱いは禁物である。この感じやすい植物は、思いやりのない手で触れただけで傷つき、無関心によって凍りつき、疑いによって破れてしまう。結婚という幸福の花には常に優しい愛情をふり注いでやることだ。暖かい思いやりの光をあててその花弁を開けてやり、どんなものにも揺るがない「信頼」の鉄壁で守ってやることだ。こうして成長した結婚という幸福の花は、人生のあらゆる時期に香しく咲き、老年の淋しさすら甘美な甘さで包むのである。
トーマス・スプラット
美しい妻を持っていることは地獄だ。
シェークスピア 「ウィンザーの陽気な女房-二幕二場」
いかなる女なりとも、明暮れ添ひ見んにはいと心づきなく、憎かりなん。
吉田兼好 「徒然草」
家貧しければ良妻を思い、国乱れれば良相を思う。
司馬遷編 「史記」
寒い晩だな、寒い晩です。妻のナグサメとは、正に斯の如きもの也。
斎藤緑雨 「眼前口頭」
男と女とが互ひに相手を箒とし、味噌漉しとし、乳母車とし、貯金箱とし、ミシン機械とし、日用の勝手道具と考へる時、もはや必要から別れがたく、夫婦の実の愛情が生ずるのである。
萩原朔太郎 「虚妄の正義」
汝往くはひとりにあらず、夫もともに往く。汝彼に従うべく定まる。彼のとどまるところを郷土と思え。
ミルトン 「楽園喪失」
百年の苦楽他人に因る。
白居易 「太行路」
婦人は田地にして、男子は種子なり。…田地を所有せず、他人の田地に種を蒔く者は、その田地の所有者に利をあたえるのみならず、種を有する者は何らの収穫をもえざるなり。
「マヌの法典」
良人といふものは、ただ妻の情愛を吹き込むためにのみ生存する海綿に過ぎないのだろうか。
夏目漱石 「明暗」
良馬はけっしてつまずかず、良妻もけっしてつまずかない。
レイ 「イギリスのことわざ」