職業

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「職業の変更が最大の休息だ」と、最大の政治家のひとりが言った。

ドイル 「四つの罪」


われわれの才能より下の職について大人物に見えることはあるが、われわれの力以上の職につくと、往々にして彼が小人物に見える。

ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」


われわれの職業の大半は狂言である。そのたずさわる役目が変わるたびに、新たな姿や形をとり、新たな存在に変質する者もある。

モンテーニュ 「随想録」


世には卑しい職業はなく、ただ卑しい人があるのみである。

リンカーン (演説)


同じ職業の者が真の友人になることは、違った職業の者の間においてよりも遥かに困難である。

三木清 「人生論ノート」


商人の職業は、物が豊富にあるところから物の高価なところにもたらすことだ。

エマーソン 「生活の行動」


我職業は天与の任務なり、之を愛重せざるは天与を辱むるものなり。

清沢満之 「有限無限録」


書記の職をやめさせて他人にやらせたいならば、私からその職を取り上げるがよい。私は辞職して、私の敵にいつか復仇してやる権利を捨てるようなことはしない。

フランクリン 「自叙伝」


生きるための職業は、魂の生活と一致するものを選ぶことを第一にする。

阿都次郎 「三太郎の日記」


男たちは、自分の職業が他のいかなる職業よりも大切だと信ずるか、自分で思い込ませる以外に、その職業を持ちこたえることはまずできない。

ニーチェ 「人間的な、あまりに人間的な」


職業にあるものは多かれ少なかれ分業の害悪を嘗めねばならない。彼は一生を通じて細かに切り刻まれた仕事に没頭して、一部分人としてしか成長しえない危険に瀕する。

河合栄治郎 「学窓記」


職業についていえば、軍人はあまりに人気が出すぎるし、牧師はあまりに怠惰になるし、医者はあまりに欲得になり、法律家はあまりにも強力になりすぎる。

コルトン 「ラコン」


職業は自然の医者であり、人間の幸福にとりて本質的なものなり。

クラウディウス 「断片」


隠居することも飯を食う道だ。仮に飯を食うことができなければ、<隠れ>ようにも隠れきれるものではない。

魯迅 「且介亭雑文二集-隠士」


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