芸術家

1 - 19 ( 19 件中 )　

[PR]

人間の姿態を対象とする芸術家にとって、裸体は作家や詩人たちの場合における恋愛のようなものである。

ヴァレリー｢芸術論｣

人間の心の奥底へ光を送ることこれが芸術家の使命である。

シューマン｢寸言集｣

四角な世界から常識と名のつく角を磨滅して三角のうちに住むのを芸術家と呼んでもよからう。

夏目漱石｢草枕｣

大衆が芸術を引き下げると一般に言われているが、それは真実ではない。芸術家が大衆を引き下げるのであって、芸術が堕落した時代は、いつも芸術家によってであった。

シラー｢メッシーナの花嫁-序｣

思想と言語は、芸術家にとっては芸術の道具なのである。

ワイルド｢ドリアン・グレーの画像｣

真の芸術家は妻を餓えさせ、子供をはだしにし、七十歳になる母親に生活の手助けをさせても、自分の芸術以外のことは何もしないのだ。

バーナード・ショー｢人と超人-一幕｣

立派な芸術家にとっては、自然のすべてが美しい。彼の瞳はすべての外面の真実を大胆に受けいれて、ちょうど書物を開いて読むように容易に、そこにあらゆる内面の真実を読み取る。

ロダン（グセル｢ロダンのことば｣より）

芸術は人生を精神的に活気づけ、鼓舞するためにあって、人生に対してニヒリズムの冷たい悪魔のこぶしを突きつけるものではない。

トーマス・マン（講演-芸術家と社会について）

芸術は技芸ではなく、それは、芸術家が体験した感情の伝達である。

トルストイ｢芸術とはどういうものか｣

芸術をあらわして、芸術家をかくすことが芸術の目的なのだ。

ワイルド｢ドリアン・グレーの画像｣

芸術家にとっては、表現のみがかりそめにも人生を認識しうる唯一の道なのです。

ワイルド｢獄中記｣

芸術家に英雄的な態度をとらせるのは作品に自信がないからだ。

ブラック｢語録｣

芸術家の天分といふものは、或種の草花のやうに一朝の栄に終はるものよりも、樹カの花の多々益々より美しい花を開くやうなものでなくてはならない。

生田春月｢真実に生き抜く悩み｣

芸術家は理論家と実践家の総合である。

ノヴァーリス｢断片｣

芸術家は真情の何ものをも捨てて冷酷でなければならない。

フローベル｢書簡｣

芸術家は自分の芸術の犠牲にならなければいけない。蜜蜂が自分の針に生命をかけるように、芸術家もそうでなければならない。

エマーソン｢断片｣

芸術家は自然の愛人である。彼は彼女の奴隷であり、主人である。

タゴール｢迷える鳥｣

芸術家は自然を俗人が見るようには見ない。芸術家の感動は、自然の外観にかくされている内部の真実をあばき出す。

ロダン（グセル｢ロダンのことば｣より）

芸術家は行動する人間を模倣す。

アリストテレス｢詩学｣

1 - 19 ( 19 件中 )　

[PR]