「ラ・ロシュフーコー」名言集・格言集
一兵卒にとって武勇とは、彼がその生活の糧をうるために選んだ危険な職業のことである。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
運命の恵みを少しもこうむらなかった人々にとっては、運命がかくも盲目に見えることはない。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
王侯が持っていない徳について称讃するのは、罪を受けずに彼らを侮辱することである。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
王侯に捧げる忠節は第二の自愛である。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
王侯の寛容は、人民の忠誠をかちとる一つの政略にすぎない。
ラ・ロシュフーコー 「遣徳的反省」
贋の紳士とは、自己の欠点を他人にも自分にもごまかす連中であり、真の紳士とは、それらを完全に認識し、それらを告白する人である。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
記憶力しか有っていない人間は、足し算しか出来ない人間と同じだ。
中島敦 「かめれおん日記」
軽蔑されまいと怖れているのは、軽蔑されてしかるべき輩ばかりである。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
語り合ってみて理性も好感も感じられない人間が多いのは、自分の言いたいことで頭がいっぱいで、相手の言葉に耳を貸さない連中が多いからだ。
ラ・ロシュフーコー
好運に圧しつぶされないためには、不運に堪える以上に大きな徳を必要とする。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
思い出というものは人間が時間に贈与できる唯一の形式であって、過ぎていった時間というものは、それを偲ぶ思慕者の心の幅によって拡大されていってとどまらない。
檀一雄 「魔笛」
自愛こそ、この世でいちばんのへつらいである。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
嫉妬のうちには愛よりも自愛のほうが多くひそんでいる。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
嫉妬深い妻を持つことは夫にとっては痛快である。彼は四六時中、その愛している女のことを聞いていられる。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
社交においては、われわれのすぐれた特性によってよりも、われわれの欠点によって気に入られることのほうが、かえって多い。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
女は永くその最初の人を守っている。ただし、第二の人ができないかぎりは。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
情念はしばしば自分とは反対の情念を生み出す。りんしょくはしばしば乱費を、乱費はまた、りんしょくを生む。人はしばしば弱きがゆえに強く、臆病なるがゆえに大胆である。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
心の裡を打ち明けるのは虚栄のため、しやべりたいため、他人の信頼を惹きつけたいため、秘密の交換をしたいためである。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
真の勇気は第三者の目撃者のいない場合に示される。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」
人が大部分の物事を称讃したり、くさしたりするのは、それらを賛め、それらをそしるのが流行だからである。
ラ・ロシュフーコー 「道徳的反省」