善悪

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善人とは、自己の罪過を記憶し、自己の善事・善行を忘却するひとのことをいい、悪人とは、これとは反対に、自己の善事善行を記憶し、罪過を忘却する人のことなり。

「ユダヤ伝経」


善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。しかるを世のひとつねにいはく、悪人なほ往生す、いかにいはんや善人をやと。

親鸞 「歎異抄」


善人においては現世にても死後にても悪は発生せず。

ソクラテス


善人は不善人の師なり、不善人は善人の資なり。

「老子」


善悪において一個の創造者となろうとする者は、まず破壊者でなければならない。そして、いっさいの価値を粉砕せねばならない。

ニーチェ 「このひとを見よ」


善悪の観念という悪魔を知るために、そんなに犠牲を払わねばならないのなら、なんだってこれを知る必要があろうか?

ドストエフスキー 「カラマーゾフの兄弟」


善行とは、悪行を慎むのではなくて悪行を望まないことである。

バーナード・ショー 「断片」


天道言わずして園土に重みふかし。人は実あつて偽りおほし。其の心はもと虚にして、物に応じて跡なし。是善悪の中に立ちて、すぐなる今の御代をゆたかにわたるは人の人たるがゆゑに常の人にはあらず。

井原西鶴 「日本永代蔵」


悪と善は神の右手と左手である。

ベイリー 「フェスタス」


悪は必要である。もし悪が存在しなければ、善もまた存在しないことになる。悪こそは善の唯一の存在理由なのである。

フランス 「エピキュールの園」


悪は河における岸のごときものである。岸は流れを堰くが、それは流れを推し進めるよすがとなる。この世の悪は、人間が水の流れるごとく善に向かわしめるために存在する。

タゴール「生の実現」


悪よ、汝わが善たれ。汝によりせめて分かれし帝国を天の王とともに維持し、汝により過半を治めよう。

ミルトン 「楽園喪失-四」


悪人が受けるおもな罰は、彼ら悪人が善心に立ちかえった瞬間に、よりよくなろうと願っても、もはや善の道に還ることができないという点にある。

ヒルティ 「幸福論」


悪人とは、いかに善良な過去を持っていても、まさに堕落の道をたどろうとし、善良さの度合いが減退する人間である。善人とは、いかに道徳的に価値の少ない過去を持っていようと、さらに善に向って進んでいる人間である。

デューイ 「哲学における経過」


悪人は自己の欠点を弁解するが、善人は自己の欠点をそっとしておく。

ベン・ジョンソン 「カティリナ-三幕」


悪道を悪むこと甚なる能わずば則ち、其の善道を好むこと甚なる能わず。

劉向撰 「説苑」


最高の善は快楽、最大の悪は苦痛なり。

エピクロス 「目的について」


未だ曾つて邪は正に勝たず。

菅原道真 「菅家文草」


正しき人は最も平静なる心境にあるも、不正なる人は極度の混乱に満ち溢る。

エピクロス 「主要教説」


汝善ならんとせば、まず汝の悪なるを信ぜよ。

エピクテトス 「語録」


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