信仰
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信仰は信仰に由て維持する能はず、信仰は労働に由てのみ能く維持するを得べし、信仰は根にして労働は枝なり。
内村鑑三 「所感十年」
信仰は悲惨な人たちには慰めであり、好運な人たちにとっては恐怖のまとである。
ヴォーヴナルグ 「省察と格言」
信仰は真理よりもおそらく価値があるであろう。真理は仮借しないが、信仰は母の心を持つ。科学はわれわれの渇仰に対して冷淡であるが、信仰はそれをいたわってわれわれを励ます。
アミエル 「日記-1880/4/18」
信仰は雨に似て、高きところにとどまらず。
「ハル・クリシャン」
信仰も神の賜物なり。平和と愛とが与えられるものから信仰もまた起こるなり。
アウグスティヌス 「堅忍の賜物」
信仰を持つ人間は、集団における権力者よりも利害で集まっている烏合の九十九人よりも力強い。
ミル 「随筆」
信心は一種の羞恥心である。それは羞恥心がわれわれの目を伏せさせるように、すべての禁断のものの前でわれわれの思想を伏せさせる。
ジューベル 「パンセ」
信者が信じなければならないことの中で、唯一の神が存在し給う事実こそ、第一に信じねばならないことである。
アクイナス 「使徒信教について」
右手にコーランをとり、左手に酒盃を持ち、正と邪との間に戦慄せよ。そのごとくわれらはまったく信仰の徒ともまた、まったく不信の徒ともならず、蒼穹の下に座すべきなり。
オマール・ハイヤーム 「ルバイヤート」
崇拝に対する本能は、食欲に対する本能よりも強くないことはない。
トムプソン (演説-1941/5/6)
幸せな人はいい気にならないために、幸せでない人は支えとして、不幸な人は屈しないために、それぞれ信仰を必要とする。
フンボルト 「断片」
弱者、あるいは弱くなっている人たちの貧血している生活は、神の信仰を必要とする!…だが、太陽と生命を自己の内部に有する人は、自己以外のどこに信仰を探しにいくことがあろうか。
ローラン 「ジャン・クリストフ」
心から信ずることによって、人間は正しく、また義とせられる。
ルター 「キリスト者の自由」
思弁が終わる、まさにそのところで信仰が始まる。
キェルケゴール 「恐怖と戦慄」
汝、わが面の前に我の外何物をも神とすべからず、汝、自己のために何の偶像をも彫むべからず、汝の神エホバの名を妄りに口にあぐべからず、安息日を憶えてこれを聖潔すべし、汝の父母を敬え、汝殺すなかれ、汝、姦淫するなかれ、汝、盗むなかれ、汝その隣人に対して虚妄の証拠をたつるなかれ、汝その隣人の家を貧るなかれ。
「旧約聖書-出エジプト記二十章三~四、七~八、十二~十七節」
無宗教…世界中の偉大な信仰の中で、いちばん重要な信仰。
ビアス 「悪魔の辞典」
真の信仰は、永久の国の使者たちに播かれ、すでにあまねく世に満ちたり。
ダンテ 「神曲-浄火編二十二曲」
真の信仰はすべての力の一致である。
エンネモーゼル 「断片」
真実の信仰はただひとつ。神、すなわち愛という信仰が、それである。
オマール・ハイヤーム 「ルバイヤート」
祈祷を習慣にしている人の祈りは真実にあらず。
「ユダヤ伝経」
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