「幸福・不幸」名言集・格言集
幸福は対抗の意識のうちにはなく、協調の意識のうちにある。
ジイド 「文学と倫理」
幸福は浮気な娼婦である。同じところにジッとしてはいない。
ハイネ 「ロマンツェロ」
幸福は満足せる人間に属す。
アリストテレス 「エウダイモス倫理学」
幸福をあきらめる者は幸福をつかんだことになる。
ツィール 「近代的諷刺詩」
幸福をうる唯一の道は、幸福ということを忘れ、それ以外の目的を人生の目的とするにある。
ミル 「自叙伝」
幸福を維持するほうが幸福をうるより困難なり。
デモステネス 「断片」
幸福を語ることがすでに何か不道徳なことであるかのやうに感じられるほど今の世の中は不幸に充ちてゐるのではあるまいか。
三木清 「人生論ノート」
幸福を追い求めている限り、君はいつまで経っても幸福にはなれない、たとえ最愛のものを手に入れたとしても。
ヘッセ 「荒野の狼」
幸福人とは、過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、不幸人とは、それの反対を記憶している人々である。
萩原朔太郎 「絶望の逃走」
些細なことで悦びをもちうることは、子供のみではなく、不幸な者の高貴な特権である。
ローテ 「蔵言」
最上の幸福は、一年の終わりにおいて、年頭における自己よりも、よりよくなったと感ずることである。
トルストイ 「読書の輪-四・六」
子供たちに囲まれて人生の最後のときを迎える人を私は幸福だと思う。
グリルパルツァー 「租妣」
思慮の徳こそ、幸福のためには、なににもまして備えるべきものなり。
ソフォクレス 「アンティゴネ」
死ぬまでにひとつの心の中だけでも深く分け入ることができたなら、それで幸福としなければなるまい。
モーリヤック 「蝮のからみ合い」
時間を充実させることが幸福である。
エマーソン 「社会と孤独」
自己の持てるものを十分に己れにふさわしき富と考えざる者は、世界の主となるとも不幸なり。
エピクロス 「断片」
自分は幸福な生まれでないと思っている人でも、その友人や近親の幸福によって幸せになるくらいのことはできよう。ただうらみだけが、この最後の手を奪うのである。
ラ・ブリュイエール 「人さまざま」
心の優しさのあまり、困っている人を見ると、われ知らずにっこりと親切に話しかけ、手助けせずにはおられない人は、親切をするたびにうれしくてたまらず、そのうれしさが生き甲斐になっているのです。もし幸福な生活を送りたいと思う人々がほんの一瞬でも胸に手を当てて考えれば、心の底からしみじみと感じられる喜びは、足下に生える雑草や朝日にきらめく花の露と同様、無数にあることが分るでしょう。
ヘレン・ケラー
真の幸福はどこにも定着しない。探すとどこにも見つからないが、いたるところに存する。金ではけっして買えないが、いつでも手に入れられる。
ポープ 「人間論」
真の幸福は目に映じない。真の幸福は見えざるも、私の場合には希望を失ったとき、はじめて幸福が訪れた。
シャンフォール 「格言と反省」