生死

1 - 20 ( 165 件中 )  [ / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 / 次→ ]

[PR]

「しかし、ただ死し、往け」と、ああ、すべてが往き、往かねばならぬところ、わが世に生まれ、悩み生きた前のわが在りし虚無に帰りいくこと。

バイロン 「安楽な死」


「善人なほもちて往生をとぐ、いはんや悪人をや」しかるを世のひとつねにいはく、「悪人なほ往生す、いかにいはんや善人をや」と。

親鸞 「歎異抄」


「身を殺して魂を殺す能はざる者を恐るるなかれ」肉体の死は何でもない。恐るべきは霊魂の死である。

徳冨蘆花


およそ人の天に生きんとて地に死ぬるを悲しむ者は、永劫の雨のさわやかなるをいまだかしこに見ざる者なり。

ダンテ 「神曲-天堂編一四曲」


この世はあなたの安息の場ではないのに、なにをそこで訪ね回っているのか。天上こそにあなたの住居があるはずである。それゆえ、地上のすべてのものはすぎゆくものと眺めるべきである。

ケムピス 「キリストのまねび」


つひに行く道とはかねて聞きしかど 昨日今日とは思はざりしを

「伊勢物語」


できうれば莞爾として死ななければならない。

ジューベル 「パンセ」


どこに死がわれわれを待っているかわからないのだから、いたるところで待とうではないか。死を予測するのは、自由を予測することである。死を学んだ者は屈従を忘れ、死の悟りは、あらゆる隷従と拘束からわれわれを解放する。

モンテーニュ 「随想録」


もし我々に死がなかつたら生の倦怠をどうしようか。死こそは実に我々に恵まれた甘露である。とはいへ、私もまた生の執着をもつてゐる。ただ執着である。愛ではない。

中勘助 「しづかな流」


もろもろの血肉ことごとく滅び、人もまた塵にかえるべし。

「旧約聖書-ヨブ記三十四章一五節」


わが生命は、齢もてかぞうべきにあらず、鋤のごとく、しわをのこすときのみ重ねたれば、わが頭に刻まれし畝問にも似て、深くわが魂に彫りつけられぬ跡もなし。

バイロン 「ブレシントン伯夫人に」


わが魂よ、汝は長期間とらわれの身にあり、いまや汝の牢獄から去り、この肉体の障害から免れる時機に来たり。喜びと勇気を持ちてこの離別を忍べ。

デカルト (辞世)


われらは死のよきものなりや否やを知らず、されど、生きいくは、すくなくとも、よからざるべし。

スウィンバーン 「断片」


われわれが死によって失うものは時間のわずかな一部、現在の一瞬のみ。

アウレリウス 「自省日記」


われわれの現在の生は死であり、肉体はわれわれにとりて墓場なり。

プラトン 「ゴルギアス」


われわれの生は、われわれが生の問題を理解し始めた瞬間に閉ざさる。

テオフラストウス 「断片」


われわれは生の真只中にあって、死に取り囲まれている。

ルター


われ未だ生を知らず、いずくんぞ死を知らんや。

孔子 「論語」


カーテンをおろせ、道化芝居は終わった。

ラブレー (臨終のことば)


三界の狂人はくるへることを知らず、四生の盲者はめしひなることをさとらず。生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く、死に死に死に死んで死ぬをはりに冥し。

弘法大師 「秘蔵法鑰」


1 - 20 ( 165 件中 )  [ / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 / 次→ ]

[PR]
偉人 人生
生活 家庭 人間 人間関係
感情 理性 性格・態度 学問
政治 経済・経営 国家 社会
道徳 宗教 自然 職業

このページの先頭へ