「生死」名言集・格言集
われらは死のよきものなりや否やを知らず、されど、生きいくは、すくなくとも、よからざるべし。
スウィンバーン 「断片」
「善人なほもちて往生をとぐ、いはんや悪人をや」しかるを世のひとつねにいはく、「悪人なほ往生す、いかにいはんや善人をや」と。
親鸞 「歎異抄」
つひに行く道とはかねて聞きしかど 昨日今日とは思はざりしを
「伊勢物語」
阿弥陀仏の名号を称え、一切衆生に流動すべし。
一遍 (臨終のことば)
外は賢善精進の相を現ずるを得ざれ、内に虚仮を懐けばなり。
親鴛 「教行信証」
棺を蓋いて言定まる。
杜甫 「贈蘇隠詩」
義高くして便ち覚る生の捨つるに堪えるを。礼重くして方に知る死の甚だ軽きを。
謝枋得 「初到建寧賦詩」
己れを喪へる生は死よりも意義なし、己れを喪はざる死は生よりも意義あり。
長谷川如是閑 「如是閑語」
行き行きて五十路の坂を越えにけり 遂に寂しき道と思はん
島木赤彦 「歌集」
三界の狂人はくるへることを知らず、四生の盲者はめしひなることをさとらず。生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く、死に死に死に死んで死ぬをはりに冥し。
弘法大師 「秘蔵法鑰」
死或いは太山より重く、或いは鴻毛より軽し。
司馬遷 「報任安書」
死生命有り、富貴天に在り。
孔子 「論語」
捨月無常の観念、道路に死なん、これ天の命なり。
松尾芭蕉 「奥の細道」
人生古より誰か死無からん。円心を留取して汗青を照らさん。
文天祥 「過零丁洋」
人命は危浅にして朝、夕を慮らず。
李密 「陳情表」
生といふは、たとへば人のふねにのれるときのごとし。このふねは、われ帆をつかひ、われかちをとれり。われさををさすといへどもふねわれをのせて、ふねのほかにわれたし。われふねにのりて、このふねをもふねならしむ。
道元 「正法眼蔵随聞記」
生に事ふるに絶対に恵節なれ。
倉田百三 「愛と認識との出発」
生れるもの竟にも死ぬるものにあればこの世なる間は楽しくもあらな
大伴旅人 「詩」
生命の酪は進歩への路だ。生命は死を怖れない。死の面前でも、笑いながら、踊りながら、減びる人間を踏み越えて前進する。
魯迅 「彷徨-傷逝」
則カとして岐路に泣き、哀々として素糸を悲しむ。路岐れては南北有り。素き糸は変移しやすし。万事固より此くの如く、人生には定期無し。
李白 「李太白詩選」